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偶発的な食をとおして、たのしみながら教養が身に付く食の学び定期便です。食材を購入し料理し口に運ぶだけでなく、自らが生産、加工、流通にも関わる新たな消費の形を模索します。
第1弾は「アイスクリーム」。第2弾は「富山の山の恵み」。そして第3弾は参加されるメイトのみなさんといっしょにつくるものを企画したいと思います。今回は、2022年6月から2023年5月までの約1年間で実施されるこの3つのプロジェクトに参加される方を募集します。
プログラムはオンラインを中心に展開。メイトのみなさんのほか、「案内人」と呼ばれる生産や加工に関わる方たちが参加して対象食品にまつわるインプット、試食や検討会などを重ねていき、最終的にじぶんたちの手元に届く「食べもの」を完成させます。
案内人の話も伺いながら、じぶんの食べたいものを形にすることは可能なのか。その過程には新しい発見があったり、思い通りにいかないこともあったり。食卓に運ばれるのをただ待つのではなく、いっしょに食卓まで運ぶことを考え、さらに形にする。どう転ぶかわからないのがフードスコープ。たのしみながら学び合える仲間を募集中です!
内容と期間 | ●2022年6月〜9月末まで 第1弾 アイスクリームのトレーサビリティ つくるもの:アイスクリーム ●2022年10月〜12月末まで 第2弾 富山の山の恵みをおすそわけ つくるもの:おすそわけしてもらう山の恵み(山菜やキノコ、ジビエなど)や、それらをつかった加工品 ●2023年2月〜5月末まで 第3弾 メイトのみなさんといっしょに企画 ※天候やその他の事情により、取り扱う食材を選定していきます。記載の食材を必ずしもつかうとは限りませんのでご了承ください。 |
場所 | オンラインミーティングツール Zoom ※試作試食のときなどオフラインで集まる場合がございます。ご参加できない方には、オンラインでの同時中継や動画の共有などフォローいたしますので、ご安心ください。 |
プログラム費 | 5,000円(税込) ※第1〜3弾を含んだ価格になります。 |
定員 | 30名(先着順) |
参加方法 | スコーレメイトのみ参加可能です。マイページに記載されるZoomURLよりご参加ください。 ※トライアル・サポーターは参加不可となります。 |
募集期間 | 2022年4月25日(火)~5月29日(日)23:59まで ※こちらは募集を締め切りました。 |
第1弾は、アイスクリームをみんなでつくります。今回、アイスクリームの原材料と製造にとことんこだわりたいと思います。
まず牛乳。山の植生を活用する「山地(やまち)酪農」で “牛なり・山なり・自然なり” の放牧酪農を行う岩手「なかほら牧場」さんの牛乳をつかいます。
バニラは、マダガスカルのバニラ農園を訪れアグロフォレストリーの美しさに魅了された「Co•En corporation」の武末久克さんから提供いただきます。武末さんは、マダガスカルで適正価格で売買し得た利益をビジネスを通して農家さんに還元することを決意。現地の農家さんがつくる高品質のバニラを直接取り引きし、すぐに日本のパティスリーやレストランなどに届ける事で、フレッシュな香りがするバニラを提供されています。
そして、それらをつかってアイスクリームを製造していただくのは、東京墨田区本所にある食料品店「Marked」さん。食材のつくり手の想いと緻密な仕事を受け取り、頭と手足をめいっぱいつかって、
「つくる」ことに向き合うMarkedさんだからこそ、おいしいといっしょに「物語」もついてくるアイスクリームができあがります。
アイスクリームのトレーサビリティを体感しながら、じぶんたちの食べたいものをつくる今回のプログラムにぴったりのみなさんに、「案内人」として協力いただけることになりました。
開催日 | 2022年6月4日(土)、7月23日(土)、8月6日(土)、9月10日(土) ※4日間の内容を動画にして後日共有します。 ※プログラム期間中はコミュニケーションツール「slack」を活用しみなさんと交流します。 |
案内人 | 牛乳 なかほら牧場 バニラ Co•En corporation 製造 WAT inc. 「Marked」 |
第1弾のスケジュール
6月 | 案内人のみなさんと交流をして、アイスクリームに関する素材や製造工程などの基礎知識を深めていきます。つくるアイスクリームをどういった特性にしていきたいか、みんなでまとめていきます。 ◯ オリエンテーション(自己紹介etc.) ◯ 基礎知識インプット ◯ どんなアイスクリームにするか方向性の確定 <DAY1> 6月4日(土)13:00~14:30 オリエンテーション なかほら牧場、Marked、Co•En corporationから3名の案内人をお招きします。 ※ 上記日程とは別にslackで情報交換、議論、意思決定も行います。 |
7月 | アイスクリームの試作製造を行います。都内で集まれるスコーレメイトを募り、試食検討会を行い最終製造に向けて条件を確定していきます。 ◯ 情報交換 ◯ 試作製造工程のインプット ◯ 試食と検討会を経て条件を確定 <DAY2> 7月23日(土)13:00~15:00 試食検討会(都内某所を予定しています) 試食検討会に直接ご参加いただけない方向けに、オンラインでの同時中継や動画の共有などフォローいたします。 ※ 上記日程とは別にslackで情報交換、議論、意思決定も行います。 |
8月・9月 | 試食検討会を経てまとめた意見を交換しながら、最終製造に落とし込みます。 ◯ 製造に落とし込むための最終調整 ◯ 製造者・生産者との交流 ◯ 製造・完成試食 <DAY3> 8月6日(土)13:00~14:30 製造ミーティング 案内人との専門的なミーティングに参加し、意思疎通を図ります。 <DAY4> 9月10日(土)13:00~14:00 完成品試食会 関わったみなさんと完成品の試食。 |
なかほら牧場
「大自然に牛を放牧する」という言葉をそのまま体現した牧場を運営する。岩手県の約6割を占める北上山系は、なだらかな地形に楓・松・楢などの山林が広がり、野生動物も多く生息する自然豊かな土地。なかほら牧場はその北上山系の標高700~850mの窪地に位置し、平らな牧草地ではなく山の植生を活用する「山地(やまち)酪農」という手法を用いて“牛なり・山なり・自然なり”の放牧酪農を行っている。初代牧場長の中洞正さんは、東京農業大学農学部在学中に猶原恭爾(なおはらきょうじ)先生が提唱する山地酪農に出会い、直接教えを受け、卒業後に岩手県岩泉町で酪農を開始。24時間365日、畜舎に牛を戻さない通年昼夜放牧、自然交配・自然分娩・生後2ヶ月の母乳哺育など、山地に放牧を行うことで健康な牛を育成し、牛乳・乳製品プラントの設計・建築、商品開発、販売までを行う中洞式山地酪農を確立した。
https://nakahora-bokujou.jp/
Co•En corporation
2017年にマダガスカルのバニラ農園を訪れ、アグロフォレストリーの美しさに魅了された武末さん。
アグロフォレストリーは、農園内に10数種類の植物を植える。例えば、直射日光を嫌うバニラをライチなどの高木のそばに植えるなどして、植物どうしが成長しやすい環境を作る。また、1年中収穫ができるように設計しているため農家の収入の安定化に貢献する。自然に近い形で栽培するため、農薬や肥料も使うこともなく、持続可能性が高いといわれ、期待が高まっている。まさに森だ。マダガスカルで、適正価格で売買し得た利益を農家に還元する協同組合や農家の人たちと出逢い、ビジネスを通して貢献する事を決意。彼らがつくる高品質のバニラを直接取り引きし、すぐに日本のパティスリー、レストランなどに届ける事でフレッシュな香りがするバニラを提供している。品質、適正価格、トレーサビリティに対して、生産者・消費者の双方向がに共感と敬意を持てるよう架け橋になる事に精を尽くしている。
https://coencorporation.com/
WAT inc. Marked
WATはただ飲食ができるだけの場所ではなく、そこに人が集まることで街に賑わいを産むことをゴールに考え、地域にコミュニティをつくっている。Marked(マークト)は墨田区蔵前駅からほど近い所にあり、「気になるもの」「市場」を意味するちいさな食料品店。全国各地から、心惹かれる食べものや人を常に探求している姿には余念がない。食材のつくり手ひとりひとりの誠意や工夫、緻密な仕事。Markedで提供されるのは、「おいしい」の背景に、確かな理由と物語がある商品。ひたむきなつくり手に接するからには、自らの頭と手足をめいっぱいつかって、「つくる」ことにひたすら向き合っている。店内には、味わい深いパンやサンドイッチ、旬を詰めたアイスクリームに、日々の食卓を彩る食材が並んでいる。誰かがつくるよいものを探し、つなぐこと。そこからよいものを生み出し、とどけること。どちらも妥協しない。それが「Marked」のあり方。
http://wat-inc.jp/
開催日 | 2022年10月〜12月末までの期間で実施 ※日曜日を予定しておりますが、変更の可能性もあります。確定次第ご案内します。 ※内容を動画でも後日共有する予定です。 ※プログラム期間中は「slack」を活用しみなさんと交流します。 |
案内人 | キッチン花水木 田中裕信さん |
富山を山から海まで逸品食材を手に入れるためにかけ巡る「キッチン花水木」の田中裕信さんに、山の恵みを分けてもらいます。田中さんは、シーズンになると人里離れた山奥の恵みを求め、山菜やキノコ、草木や木の実を手に入れるため山に入ったり、ときには猟師とともに山を駆け回り仕留めたジビエ(鹿、猪、熊)を解体することも。
何故そこまでするのか、田中さんの想いを伺いながら、フードスコープらしく、命をいただくことの尊さや、そこから馳せるみんなの思いを共有していきたいと思います。そして、採取体験さながらに山の恵みの採取の様子を動画で配信します。出会う山の恵みをおすそわけしてもらい、食べ方や加工の方法などをみんなでいっしょに考えましょう。