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こちらのゼミは2022年7月をもって終了しました。どのような内容で行われたのか、当時のページをそのまま残しますので、ぜひご覧ください。またnoteには、レポートも書いています。
noteレポートはこちら。
「食べるときに味わうことで食生活が豊かになる」とはよく言われますが、それは本当なのでしょうか。どう豊かになるのでしょうか。
身体に悪いものでなければいい。まずくなければいい。わざわざ味わうことをしなくとも、栄養が取れて、安全な食べものであればそれでいいのではないか。「味わう」という行為は、人間にとって生きる上で本当に必要なのでしょうか。
現代は生活様式が進化し、産地と消費地が物理的にも精神的にも遠くなり消費社会が拡大を続けています。それに伴い消費者の意識も変化。食べものの選択は個人的に自由となる一方で、氾濫する情報は選択をますますむずかしいものに。食べものへの意識が無秩序になっている現代において、「味わう」ことの必要性を自身で捉えることで、暮らしに役立つヒントを獲得しましょう。
「日本料理一灯」料理長の長田勇久さんをゼミ長に、テーマ「味わうとは何か?」から自分で仮説を導き、調査や実験から仮説を証明し、最後の研究発表までを行います。
ゼミの中では同じ興味を持つ仲間といっしょに、率直な意見交換を行います。実践的なプロセスによって、「味わうとは何か?」に自前の答えを出し、このさきの暮らしに活かせる知見を習得することを目指します。
長田さんの他に、味覚教育の研究者である東北大学の坂井信之さん、伝統海塩をつくる「海の精株式会社」の川内啓以さんを案内人として、研究のヒントとなる交流の場を設けたいと思います。メイトのみなさんからの希望があれば、他の専門家との交流も積極的に行っていきたいと思います。ぜひこの場を上手に利用してヒアリングや知識を得る機会にしてください。この機会をどう活かすかはみなさん次第です。
本ゼミの進行方向は、基本はオンラインコミュニケーションツール「Zoom」をつかい、研究日にみんなで集まって座学やインプット、対話や発表を繰り返していきます。
まずメイトのみなさんには、「味わう」ということについての基礎知識や研究テーマの探し方を学んでいただきます。そして徐々に簡単なレポートや発表・討論といったことから「主体的に学ぶ」姿勢を身につけていきます。
つぎに専門の文献調査や聞き取り調査などにより実践的な活動を通し、専門分野に横たわる課題を見出していき、活動を本格化していきます。ゼミ長の長田勇久さんとも話し合いながら、自分の研究発表のテーマにつながる課題を絞り込んでいき、研究発表という明確な成果に仕上げていきます。
「味わう」とは何か? を研究する上で、そもそも「味わう」ためにはどのようにしたら良いのか? を知ることも大事なことです。そのために本ゼミでは、日本料理人である長田さんがアドバイスをするなど、最後の研究発表までを伴走します。
「味覚」とは何か? 食べものとの向き合い方とは? そんな専門性の高い知識も専門家へのヒアリングを繰り返しながら、インプットしていきます。そうして「仮説」を「自主テーマ」へと少しずつ発展させ、ゼミ仲間との議論をとおして、最後の研究発表という明確な成果に仕上げていきます。
5月 | ◯ オリエンテーション(自己紹介etc.) ◯ 基礎知識インプット ◯ 仮説を立てる <オンライン研究日> 各日19:30〜21:00 5月11日(水)オリエンテーション 5月18日(水)「味わう」について(坂井信之さん) 5月25日(水)仮説を立ててみる |
6月 | ◯ 仮説 → フィードバック → ブラッシュアップ ◯ 専門家との交流 ◯ 情報交換 <オンライン研究日> 各日19:30〜21:00 6月15日(水)対話(川内啓以さん) 6月22日(水)対話(長田勇久さん) |
7月の予定 | ◯ 研究発表会準備 ◯ 専門家との交流 ◯ 情報交換 <オンライン研究日> 各日19:30〜21:00 7月20日(水)対話 7月27日(水)研究発表会 |
長田 勇久
「小伴天」代表取締役社長。「日本料理一灯」店主。大学卒業後、つきぢ田村にて6年間修行。のち小伴天に戻る。地元愛知の漁港、畑、醸造蔵をめぐり、様々な作り手の思いのつまった食材を使った日本料理「一灯」を2015年オープン。店主をしつつ、白醤油講座、愛知大学オープンカレッジ講師など多方面で地元の伝統的な野菜や調味料、和食の魅力を伝える活動や、真空調理をはじめとする新調理技法の講師としても各地で講演や指導をしている。新調理技術協議会幹事/和食文化国民会議幹事。著書「真空調理で日本料理 」「わかりやすい真空調理レシピ」「調味料の事典」(柴田書店出版)
坂井 信之
平成10年4月 日本学術振興会 特別研究員(広島修道大学)
平成13年4月 科学技術振興事業団科学技術特別研究員(産業技術総合研究所)
平成15年4月 神戸松蔭女子学院短期大学生活科学科
平成17年4月 神戸松蔭女子学院大学人間科学部生活学科
平成23年10月 東北大学大学院文学研究科 准教授
平成29年4月 東北大学大学院文学研究科 教授
平成30年3月 東北大学電気通信研究所 教授(兼務)
<著書>
坂井信之『香りや見た目で脳を勘違いさせる 毎日が楽しくなる応用心理学』(かんき出版)
石井克枝・ジャック ピュイゼ・坂井信之・田尻泉『ピュイゼ 子どものための味覚教育 食育入門編』(講談社)
川内 啓以
海の精株式会社 卸売部門 部長。大学卒業後、海の精株式会社入社。小売事業部の通販業務を担当の後、卸売部門へ異動。受発注業務担当を経て現在は主に商品・営業企画および販売営業に関わる業務に従事。伝統海塩の啓蒙普及に携わる。伝統海塩「海の精」の生い立ちや歴史に並々ならぬ敬意をいだき、いちユーザー、いちファンとしての視点を保ちつつ、その価値の伝達において試行錯誤を重ねている。日本人にとって塩は「海の精」が“あたりまえ”になる日常をめざして活動する日々。
ゼミ長 | 長田勇久(日本料理「一灯」料理長) |
開催日時 | 2022年5月11日(水)~7月末まで ●オンラインオリエンテーション 5月11日(水)19:30~21:00 ●オンライン研究日(全6回) 5月18日(水) 5月25日(水) 6月15日(水) 6月22日(水) 7月20日(水) 7月27日(水) 各日19:30~21:00 ※毎月第3、4水曜に実施します。 ※上記日程の内容は動画でも後日共有しますので、欠席される場合もご安心ください。 ※プログラム期間中はコミュニケーションツール「slack」を活用しみなさんと交流します。 |
場所 | オンラインミーティングツール Zoom ※オフラインで集まる場合がございます。ご参加できない方には、オンラインでの同時中継や動画の共有などフォローいたしますので、ご安心ください。 |
プログラム費 | 2,000円(税込) |
定員 | 15名(先着順/最小遂行人数3名) |
参加方法 | スコーレメイトのみ参加可能です。マイページに記載されるZoomURLよりご参加ください。 ※トライアル・サポーターは参加不可。 ※「マイページ」はスコーレメイトに登録いただいた方のみウェブサイトより閲覧可能になります(4月25日より)。新規登録された方へ事務局より追ってご連絡します。 |
募集期間 | 2022年4月7日(木)~5月17日(火)19:00まで ※定員に達し次第受付終了となります。 ※こちらは募集を締め切りました。 |